情報化社会の隙間

新聞や雑誌などで、他社よりも早く重要なニュースをつかみ報道する。
わたしたちが「スクープ」と呼んでいるものですが、果たして全てが全て、真実と言いきれるのだろうか。
今回わたしが注目したのは、2014年に起こった安室奈美恵の独立と不倫騒動に関する内容である。
2014年のツアー開始まで残り1ヶ月を迎えた頃、
所属事務所であるライジング・プロからの独立がささやかれた。
その独立をけしかけたと、音楽プロモーターでコンサート制作会社
「オン・ザ・ライン」代表の西茂弘氏の名前があがった。
さらにはその後、2人のツーショット写真が撮影され交際疑惑まで報じられた。
これに対し、西氏は独立への関与も不倫も完全に否定し、裁判沙汰となった。
裁判の結果、小学館の発行した女性週刊誌「女性セブン」において、
掲載した記事が事実に反することが裁判で正式に認められた。
これを受けて小学館は、

『本誌2014年8月28日号及び2014年9月4日号において、
安室奈美恵氏の男女関係や洗脳、事務所からの独立に関して、
西茂弘氏及び株式会社オン・ザ・ラインの実名をあげた記事等を掲載致しましたが、
これらの記事は事実に反していましたので、これを取り消します。
西茂弘及び株式会社オン・ザ・ラインにご迷惑をお掛けしたことを謹んでお詫び申し上げます。』

平成28年1月21日 株式会社小学館 女性セブン編集長 川島雅史
(引用:http://nobody909.blogspot.jp/2016/01/seven.html)

との謝罪をしている。
謝罪をしたということは誤りを認めたことと同義であり、根拠はなかったのではないだろうか。
具体的な話には触れないが、小学館では過去にも最近にも類似した誤報が存在している。
文頭でも触れたが、今回の一件は「スクープ」としては世間をにぎわせたが、真実ではなかった。
手軽に情報が手に入るようになり、一度出まわると、とてつもない速度で拡散されている現代では、
前述のようなことを防ぐのが難しいのかもしれない。
だがしかし、人権が侵害されるようなことは絶対にあってはならないのである。
小学館や週刊誌がこのような真実とは異なる情報を取り上げ、発信するのはいかがなものだろうか。
本来、雑誌社というものは確かな取材に裏取りされた上で、記事を作成するのがポリシーであり、
このようなでたらめな憶測で記事を作成することは、ただ雑誌が売れれば良い
という無責任な体質から生まれるのではないだろうか。
それらが今日の雑誌界の体たらくを招く要因に繋がり、小学館をもってしてでも、
雑誌はただのコピペを用いたインターネットとあまり大差はなくっていく。
こんな時代に突入してしまっては、雑誌の売上も、益々厳しくなっていくであろう。

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